1999-06-29 第145回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
小渕総理大臣の富国有徳論、これは川勝さんの理論なんですが、近代化の終点は都市ではなく田園にあるという言葉があります。私もまさにそういうものだなと思っておりますし、今回、私がこの質問に立つということで知人からメッセージがありました。 これを少し紹介させていただきますと、年月をかけてつくり上げた田んぼの土は非常に美しい。手ざわりも羽二重のような感触がある。
小渕総理大臣の富国有徳論、これは川勝さんの理論なんですが、近代化の終点は都市ではなく田園にあるという言葉があります。私もまさにそういうものだなと思っておりますし、今回、私がこの質問に立つということで知人からメッセージがありました。 これを少し紹介させていただきますと、年月をかけてつくり上げた田んぼの土は非常に美しい。手ざわりも羽二重のような感触がある。
当委員会の初日の冒頭で、我が党の伊吹先生は、持ち時間の半分を費やして、理念について、これからの政治のあるべき姿というものについて述べられ、また、総理は、富国有徳論をキーワードとして、これからの日本の方向を語られたわけでございます。私たち政治の場にある者は、そういう理念の議論がされることは、これから非常に大事なことではないかというふうに考えているわけでございます。
時あたかも、小渕総理は指導理念に富国有徳論を掲げられたのでありますが、これはまさに物と心の調和の理論であろうかと思います。私は、物と心の調和のとれた豊かさを新たな価値観として確立することこそ、今後の我が国の課題であるというふうに受けとめておるものであります。また、人には徳が必要であり、国家にも徳が必要と言われております。